お墓の移転

お墓の悩み

皆さま、お墓の移転とはどのようなイメージをお持ちですか。先祖代々受け継いできたお墓を、色々な事情で新しいお墓に移転することですが、これも昨今皆さまが悩まれているお墓の問題のひとつと私は考えております。

以前は皆さまのお住まいのお近くに販売しているお墓がなかったので、少し離れたところの霊園などにお墓を建ててご先祖さまのお参りをされていたと思います。しかし、お墓を建てたころはご自身もお若かったので、ご自宅から離れているところでも足繁くお参りに行くことができたと思いますが、お歳を重ねられた現在、中々思うようにお参りもできなくなり、ご自宅近くのお墓を探し、移転することをお考えになる方が増えてきたように思います。

まずは、手続に関してお話しさせていただきます。
お墓を移転するには行政の許可書が必要になります。行政から改葬許可申請書をお取り寄せいただき、ご自身の署名捺印と今現在お墓のある寺院あるいは霊園の署名捺印が必要です。署名捺印が出来ましたらその申請書を今お骨を収めているところの行政に申請をいたします。その場で埋葬許可書を受け取ります。この改葬許可書は、改葬するまで大切に保管してください。最後に新しく移転したお墓に改葬する際、そのお墓の管理者にその許可書をお渡しし、改葬をいたします。この様にご自身で行政や墓所のある管理事務所などに足を運んでいただき手続きは完了いたします。

もともとお墓は、お骨を納めておしまいではなく、ご先祖さまと会話をしていただく場になっていただきたいと常々願っております。以前、森林公園昭和浄苑に勤務していた頃、お墓を回っていましたら、あるお墓の前でシートを敷きお弁当を召し上がっているご婦人がおられました。お話をされているのです。多分、亡くなられたご主人かご先祖様とお話をされているのだと思います。お参りをして静かに声をかけると懐かしい声が聞こえてくるのでしょう。そこからご生前何を教えていただいたのか、どの様に言っていたか考えていると心も落ち着きますし、自然と正しい道が見えて来ると私は信じております。そのような心の拠り所にして頂きたいお墓に中々行かれないのは寂しい限りです。以上のことから私は、これからお墓の移転をお考えになっている方には、20年先30年先の事を考え、ご自身にとって一番の心の拠り所となるお墓をお建てになることをお勧めいたします。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事一覧